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Jリーグ24年間分の推定年俸データ集計

Jリーガーの推定年俸が掲載されている日刊スポーツグラフの選手名鑑を、1993年から全て購入しました。全24年間分。
1993年の頃はまだ推定年俸が掲載されていませんでした。1994年には一部のチームの選手のみ推定年俸が記載され、1995年からは全チームの選手の推定年俸が掲載されています。カラーになったのは2013年から。
古いものはAmazonやオークション等で購入したのですが、1993年~1997年は入手しづらかったです。1998年以降はAmazonで1円~購入できました。

余談ですが、清水エスパルスのスポンサーでもある「駿河屋」は素晴らしい。販売している物は大抵中古なんですが1点1点クリーニングをしているのか15年以上前の物でも新品同様に見える物が多く、1500円以上の購入で送料無料、そして無理に値を釣り上げておらず良心的な価格で販売されていた。一番好きなところは検品用のバーコードシールが簡単に剥がせる仕様になっているところ。中古で購入してもこのシールが上手く剥がせず苛立つ事が多いので感激しました。
ただ、注文してから発送するまでに1週間近く掛かるところが玉に瑕ですね。Amazonのように注文後即日発送に慣れてしまっているので。

2016-02-19 21.06.26

話が逸れましたが、この選手名鑑に掲載されている24年間分の推定年俸をデータベースに格納しました。
格納したデータは約12,000件。毎日コツコツと手入力していき、2週間ぐらい要しました。
格納した後、色々な事を集計してみましたのでこちらで紹介します。

推定年俸が掲載されているのはJ1所属チームの選手のみ。
24年の歴史の中でチーム名が変わったチームもありますが、現在のチーム名で統一しています。

24年間分の名鑑に年俸が掲載されていたのは述べ11,697選手。
選手の年俸総額は2438億1047万円、平均年俸は2,084万円。
この年俸についてですが、B契約・C契約の選手の場合は年俸の上限が480万円になります。仮に推定年俸480万円以下の選手がこのB契約・C契約とした場合、A契約(推定年俸480万超過)の選手は9,108人で平均年俸は2,561万円になります。推定年俸480万以下の選手はA契約ではないとは一概には言えませんが、あくまでも仮定として算出してみました。
監督は述べ349人、平均年俸は5,172万円でした。

まずは歴代年俸のランキング。
1位は昨シーズンまでセレッソ大阪に在籍していた元ウルグアイ代表のディエゴ・フォルラン選手で3億4650万円。日本人1位はJリーグバブル当時、ヴェルディ川崎に在籍していた三浦知良選手で2億4000万円。
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シーズン別&チーム別の平均年俸ランキング。
1シーズン単位で平均年俸が高かったチームのランキングです。
推定年俸が掲載されている選手が20人以上いるチームに限定しています。年俸の高い外国籍選手3人分しか推定年俸が掲載されておらず、平均年俸が数千万になってしまうケースがあったので。
1位は1994シーズンのヴェルディ川崎で平均6,077万円。Jリーグバブルの頃のヴェルディ川崎は一世を風靡していましたからね。
ただ近年、浦和レッズの追い上げが凄まじい。2006年にリーグ優勝してから急激に平均年俸が上昇しているので、やはりリーグ戦タイトルと地元住民のサッカー熱は重要ですね。
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シーズン別の平均年俸。
1位は1997年で平均2,725万円。今シーズンは2,104万円で歴代9位でした。上位はJリーグバブル時が席巻。
後々出てきますが、J1リーグに所属するチームによってだいぶ左右されますね。野球とは違い毎年チームの入れ替えがあるのでこればっかりは仕方がない。
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年俸別選手数。
半分は1,000万円未満。1億以上貰っている選手はこれまで述べ190人で全体の僅か2.1%でした。
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チーム別の平均年俸。
シーズンに限らず、チームごとの平均年俸で比べています。
ここでも浦和レッズが平均2,889万円で堂々の1位。当然ですが上位は名門チームが独占しています。東京ヴェルディはバブル期の貯金で何とか上位に食い込んでます。
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ポジション別の平均年俸です。
1位は監督で5,172万円。
最下位のGKの場合、レギュラーで出れるのが1人だけなので必然的に低くなりますね。
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以上です。